武見敬三
武見敬三さんとは？？
武見敬三さんは、1951年11月5日に元世界医師会会長・日本医師会会長の武見太郎の三男として生まれます。松濤幼稚園、慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校といったいわゆる「英才教育」を経て、1974年3月に慶應義塾大学法学部政治学科卒業(法学士)、その後、同大学院法学研究科政治学専攻修士課程に入学、1976年修了(法学修士)。1980年（昭和55年）に同大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得満期退学します。ちなみに麻生グループ代表麻生泰（麻生太郎衆議院議員の弟）の和子夫人は姉であり、彼自身麻生太郎とは母方のハトコです。学位は法学修士(慶應義塾大学)。家族は妻と2男1女。う～ん、誰がどう見てもエリート一家ですね(´∀｀)
武見敬三さんのプロフィール(1)
武見敬三さんは、日本医師会の会長であった武見太郎の息子ですが、医学への道は歩まず、東海大学政治経済学部助手、講師、助教授を経て、1995年（平成7年）に東海大学教授となっています。東海大学政治経済学部助手、講師、助教授を経て、1995年（平成7年）に東海大学教授に就任します。専攻は国際政治学。米国の東アジア政策などについての論文が多く、台湾師範大学大学院・米国ハーバード大学公衆大学院及び日米関係プログラムの客員研究員として渡米(2007年11月より)し、在外研究しました。そしてハーバード大学を拠点としてエイズ等感染症、母子保健、乳児死亡率の改善等の国際社会の喫緊の課題を内容とする「 Global Health(グローバルヘルス)」を研究テーマに各国で論文発表、国際会議に参加しました。う～ん、凄いです！
武見敬三さんのプロフィール(2)
そして2009年7月に日本へ帰国。2012年3月1日に福島県民健康管理調査で世界の英知を結集する必要があるとともに、世界に向けて情報を発信していく必要があるとして福島県立医科大学に国際連携部門が設立され、山下俊一福島県立医科大学副学長からの客員教授就任の依頼を受けて同年に福島県立医科大学客員教授に就任しました。余談ですが、教授って響き。。。イイですよね(笑)
アナウンサー学院
武見敬三さんのアナウンサーとしての活動
武見敬三さんは、テレビ番組「CNNデイ・ウォッチ」で約3年間司会者として活躍した後、テレビ朝日「モーニングショー」のメイン司会者を努めます。1980年代には「CNNデイウォッチ」、1990年代には「CNNデイブレイク」のキャスターとして活躍しました(´▽｀)
武見敬三さんの政治家としての活動～初当選～
武見敬三さんは、第17回参議院議員通常選挙(1995年)で初当選し、2001年に再選しました。日本医師連盟の推薦候補ですが、元アナウンサーとしての知名度と政治学者としての専門を生かし、議員としても国際関係の討論番組などに盛んに出演していました。
武見敬三さんの政治家としての活動～健康問題～
現在、喫煙ブームともいえますが、武見敬三さんも健康問題を推奨する政治家としても有名です。安倍内閣で厚生労働副大臣に就任後、厚生労働副大臣でありながらメタボリックシンドロームになっていたことが判明し、自身のリハビリ経験をホームページで公開しました。更に喫煙による健康被害を防ぐため禁煙の必要性を訴える、超党派の国会議員で構成される禁煙推進議員連盟の設立発起人の一人です。
武見敬三さんの政治家としての活動～落選～
2007年、任期満了に伴い行われた第21回参議院議員通常選挙で三選を目指し比例代表区から立候補し、8万5千票を集めたものの、自民党への逆風の煽りもあり、残念ながら落選しました(ﾉД`)
武見敬三さんの政治家としての活動～政治家として復帰～
武見敬三さんは、選挙落選後は米国ハーバード大学医療財政研究所に客員研究員として就任します。そして2008年に長崎大学客員教授、2012年に身延山大学客員教授に就任します。そして上位当選者の義家弘介氏が第46回衆議院議員総選挙への立候補を理由に参議院議員を辞職したことにより繰り上げ当選で5年ぶりに国政に復帰しました(ﾉ∀`)
武見敬三さんの政治家としての活動～政治家として復帰～
第23回参議院議員通常選挙東京都選挙区の自民党公認候補に内定した武見敬三さん。見事、第23回参議院議員通常選挙に東京都選挙区から立候補し、再選します(´▽｀)
武見敬三さんの就任
武見敬三さんは様々な役職に就任しています。
- 日本医師会総合政策研究機構 特別研究員に就任。
- ハーバード大学公衆衛生大学院及び日米関係プログラム 客員研究員に就任。
- 東海大学 平和戦略国際研究所 次長に就任。
- 国連事務総長下ハイレベル委員会委員に就任。
- 長崎大学医学部 客員教授に就任。
- 世界保健機関（WHO）研究開発資金専門家委員会委員に就任。
- 国連母子保健ハイレベル委員会委員に就任。
- 身延山大学 客員教授に就任。
- 福島医科大学 客員教授に就任。
武見敬三さんの主な所属議員連盟
武見敬三さんの主な所属議員連盟をまとめてみました。
- 日本の領土を守るため行動する議員連盟
- 海事振興連盟
- 日華議員懇談会
- 世界銀行国会議員連盟
- 賃貸住宅対策議員連盟
- 国民歯科問題議員連盟
- ポリオ根絶議員連盟
- 自由民主党タクシーハイヤー議員連盟
- 日本に誇れる漢方を推進する議員連盟
武見敬三さんの論文
武見敬三さんは素晴らしい論文もたくさん発表しています(´∀｀*)
- (1)武見敬三. ロバ-ト・R・シモンズ著 林建彦・小林敬爾訳「朝鮮戦争と中ソ関係」. アジアクォ-タリ-. 1976-04 1976;8(2):130-132.
- (2)武見敬三. 米国統合参謀本部の台湾政策 : 「平時」と「戦時」の相克. 行動科学研究. 1981 1981;15(1):63-76.
- (3)武見敬三. 地域医療にも国際保健という視点を. 日本病院会雑誌 = Journal of Japan Hospital Association.2003-08-01 2003;50(8):1186.
- (4)Takemi K, Jimba M, Ishii S, Katsuma Y, Nakamura Y. Human security approach for global health. Lancet.Jul 5 2008;372(9632):13-14.
- (5)Reich MR, Takemi K, Roberts MJ, Hsiao WC. Global action on health systems: a proposal for the ToyakoG8 summit. Lancet. Mar 8 2008;371(9615):865-869.
- (6)Reich MR, Takemi K, Roberts MJ. 保健システム強化のためのグローバルアクション--洞爺湖G8サミットへの提言. 日本医師会雑誌.2008-07 2008;137(4):719-728.
- (7)Reich MR, Takemi K. G8 and strengthening of health systems: follow-up to the Toyako summit. Lancet. Feb7 2009;373(9662):508-515.
- (8)Kawahara N, Akaza H, Roh JK, et al. The eighth Asia cancer forum: seeking to advance the outcomes of theUN summit: 'global health as the key to a new paradigm in cancer research'. Japanese journal of clinicaloncology. Dec 2012;42(12):1222-1231.
