ともに生きる社会に向けて
先日、知的障がいのある子どもたち、120名あまりが学ぶ宮城県立石巻養護学校の文化祭、「石養まつり」を訪ねました。子どもたちの劇を見たのですが、お兄さんやお姉さんの演技をみつめる子どもたちの笑顔、ステージの上で着物を着たり、アラビアンナイトの服装をして演技を楽しんでいる様子に心から嬉しくなり、私も大きな拍手を送りました。子どもたちは、この日をずっと心待ちにしてきたということです。この石養まつりを支えてくれたのは、70人の先生と50人の地元の高校生の皆さんです。ちょっとした支えによって、子どもたちが本当にのびのびと活動している様子に、普段からの先生方の力の入れようが伺われました。
こうした子どもたちが社会に出たときに自立して生活するために、その自立を支えるしくみが必要です。昨年成立した障害者自立支援法は本来、そうした目的のためにつくられたのですが、今年4月の施行以降、自立支援どころか自立を阻害するものであることがいよいよ明らかになっています。民主党は、1割負担の凍結など、具体的な改正案を提出したところです。また、世界の流れとしては、「障害者の権利条約」がいよいよ今年中に採択される見通しです。その流れのなかで、日本政府も障がいのある子どもとない子どもがともに学ぶ統合教育に向けて、一歩、踏み出したようです。私の訪ねた石巻養護学校でも、ふだんの交流教育のなかから、普通学級へと転校する子どもも出てきていると伺いました。今後とも、「ともに遊び、ともに学び、ともに生きる」社会のあり方をめざしていきたいと思います。