トミ子マガジン 第22号 2004/4/23
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トミ子マガジン 第22号 2004/4/23
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▼第110回IPU会議発言報告
―「紛争復興における制度構築と女性の特別なニーズへの対応」
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私はいま、国会から派遣されてIPU(列国議会同盟)の第110回会議出席のためにメキシコに来ています。主なテーマは「国際的和解の促進、紛争地域の安定化及び紛争後の復興支援」、「公平な国際通商環境に向けた取り組み:農産物貿易問題及び必須医薬品へのアクセス」、「人権を擁護し、人々の和解と国家間のパートナーシップを奨励するための議会制民主主義」の3つで、連日、朝から晩まで会議が予定されています。
初日の18日に「女性議員会議」のテーマのひとつ、「紛争後の復興における制度構築及び女性の特別なニーズへの対応」について発言をしましたので、その発言の内容をご報告いたします。
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議長、ありがとうございます。日本議員団の岡崎トミ子です。
私はこれまで、議員活動の一環としてモザンビークやカンボジア、東ティモール、アフガニスタンと言った20年以上の紛争を体験した国々を訪れました。紛争下で女性が略奪や性暴力に曝され、妊娠・出産、あるいは緊急な産科ケア、リプロダクティブ・ヘルスのサービスもまったく提供されていない状況がありました。そして復興の過程では、働き手である男性を失った女性たちが子育てをしながら家計を担っている姿を目撃しました。こうした経験を通じて私は、紛争後の復興における共通の課題として、女性たちの特別なニーズに応える取り組み、女性たちの潜在能力を復興に向けて生かす取り組みが必要だと実感しています。
一昨年、民主党がアフガニスタン支援で現地を訪れたときも、難民女性に対する職業技能訓練、子育て、教育、医療の現場で奮闘するNGOや現地の女性の姿に接しましたが、今後、こうした分野における政府や国際機関の取り組みを強めていく必要があります。そのためには、意思決定のプロセスに女性が参加することが重要です。
その土台として、草の根のレベルからの自発的な運動が重要だということに気づく必要があります。日常の世間話のようなところから、女性たちが自らの課題を共有化し、さらにそれを政治的に解決する運動につなげる積み重ねが、継続的な参加の基礎となります。このことは、「世界で一番新しい国」、東ティモールの女性たちの挑戦の過程からも伺えます。
もう一点。昨年、国連人口基金の事務局長が来日され、日本のすべての人道支援プログラムの中に女性のニーズに対する対応策を自動的に組み入れて欲しいという要請をいただきました。これは日本のみならず世界の国々、国際機関が実行すべきだと思います。
以上申し上げた点を踏まえ、本委員会の報告書に盛り込むべき点として、以下、提案させていただきます。
女性議員会議は:
1)女性の特別なニーズに対応し、また女性の潜在能力を伸ばす取り組みにおけるNGOの役割を強く認識する必要があることです。
2) 紛争地域において女性の意思決定プロセスへの参加を促すため、クォータ制を含め、積極的是正策がとられるべきことを確認する必要があります。
3) 各国の政府及び議会に対し、紛争の復興に際して女性の意思決定プロセスへの積極的参加およびその基礎となる女性の政治的・経済的エンパワーメントを促すため、啓蒙活動、研修等への支援を行うことを奨励し、とくにその際、課題解決に向けた草の根レベルの女性たちの自発的な取り組みの萌芽に注意を払い、その促進に十分留意することを奨励することです。
4)人道復興支援を行うすべての国際機関、地域機関、下位地域機関、政府及び非政府組織に対し、あらゆる支援プログラムおいてジェンダーの視点に立ち、リプロダクティブ・ヘルスをはじめとする女性の特別なニーズへの対応策を組み入れるよう要請することです。
以上です。どうもありがとうございました。
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ロゼッタストーン発行「女性国会議員メルマガ・ヴィーナスはぁと」
4月22日発信号掲載記事
参議院議員 岡崎トミ子