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トミ子マガジン  第37号  2006/2/23

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        トミ子マガジン  第37号  2006/2/23
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▼“もったいない”を世界に広めるノーベル平和賞受賞者マータイさんと懇談
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2月17日、ノーベル平和賞受賞者でケニアの環境副大臣、ワンガリ・マータイさんとお会いしました。民主党本部を訪問され、前原誠司代表、長浜博行『次の内閣』環境大臣、福山哲郎参議院環境委員長とともにお迎えしたのです。

東アフリカで初の女性博士、ナイロビ大学初の女性教授、環境活動家、人権活動家など、さまざまな経歴を持つマータイさんは、政権を批判して投獄されたことも数回ある強者です。昨年日本を訪れた際に“もったいない”という日本語と出会って感銘を受け、世界の共通語として広める運動をされていることで日本でも有名になりました。昨年の国連女性地位委員会閣僚級会合で出席者に呼びかけ、“もったいない”を唱和したことも知られています。

党本部でマータイさんは、「世界の対立を防ぐためにも、限られた資源を公正に分かち合うことが必要。そのために“もったいない”という言葉は大切な鍵になる」と話してくださいました。私は、母や祖母にさんざん「もったいない」「もったいない」「もったいない」と言われて育った世代です。けれども、今の若い人は「もったいない」と言われてもピンと来ず、「環境保護」「資源保全」と言われた方が納得するようになっています。マータイさんが取り上げてくださったことで、“もったいない”という日本語に新たな命を与え、蘇らせてくださいました。そうお話しすると、「“もったいない”という言葉は、本当に奥が深い。自分ももっと学び続けていきたい」と答えてくださいました。私も、身近な生活の場でモノを大切に最後まで使うという精神で “もったいない”を積み重ねて、この言葉の意味をあらためてていねいに伝えていきたいと約束しました。

また、マータイさんが各地の公演で訴えられた「平和なくして環境なし」、「環境なくして平和なし」と言う言葉も、本当に大切にしてきたいと思います。

参議院議員 岡崎トミ子